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【記事の信頼性】
京大卒の現役エンジニアが書いています。
Javaの案件も行なっており、JavaでWebサイトを作成する基礎をわかりやすく解説しています
そんな悩みを解決するために、Javaを使ってwebサイトを作る方法をご紹介します。
Javaでの開発は、現在でも多くの大企業で採用されています。全世界で見ても、30%ほどのweb案件がJavaでなされているとも言われています。
身につけておいて損はない言語なので是非、この機会にJavaでのサイト制作方法を学んで行ってください。
目次
javaで作成するwebの基礎
まずは、javaでのweb制作の概要を簡単に説明していきます。
javaでのweb制作はざっくり分けて、jspとクラスとサーブレットとの三つに分けられます。
MVCモデルを既に知っている方は、jspがビュー、クラスがモデル、サーブレットがコントローラだと認識してもらえるとわかりやすいかと思います。
jsp
jspとは、java server pagesの略称で、webサイトをブラウザに表示させるためのものです。
私たちがいつも見ているサイトは、htmlという言語で書かれていて、それをブラウザが読み取って表示してくれています。
このhtmlをjavaで使いやすい形の言語で生成してくれるのが、jspです。
クラス
クラスとは、javaクラスのことで、データベースを使用するような様々な処理を行うためのプログラムです。
私たちが、物を買った記録をデータベースに記録したり、検索したものをデータベースから引っ張り出したりする処理は全てこのクラスが行います。
webサイトは表示する機能だけでは動かないので、複雑な処理をする必要があります。クラスでは複雑なプログラムを処理してくれます。
サーブレット
サーブレットとは、ユーザのサイト上での行動を認識し、webサービスを制御するための司令塔です。
何かの処理を行うときに、jspを出力するのか、クラスを呼び出すのかという順番を決める必要があります。
この順番を決めてくれるのがサーブレットです。
下にjspとクラスとサーブレットを理解するための、図を貼るので参考にしてください。
例として、アマゾンなどのECサイトで商品検索をするときの流れを書いています。
javaでwebサイトを制作するためのツール
では、次にサイトを制作するために必要なツールを紹介していきます。
java開発に必要なものは、Visual Studio Code、eclipse、MySQL Workbench、Apache Tomcatです。
Visual Studio Code
Visual Studio Codeは、コードを書くエディタです。
この部分はエディタであれば、何でもいいのですが、個人的にはVisual Studio Codeが一番使いやすいです。
エディタって何?って人は下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてください。
このエディタは主にjspを作成するための、html,cssの作成に使います。
拡張機能が多く存在するため、初心者でもミスが少なく開発ができると思います。
eclipse
eclipseは、javaのweb開発を行うための統合開発環境です。
eclipseでは、java以外、web開発以外にも使用用途はあるのですが、この記事では、javaのweb開発に絞って説明していきます。
このeclipseを使用することで、jspやクラスやサーブレットが簡単に作成できます。
また、作成したこれらのファイルを実行しようとしたときに、簡単に起動できるため、動作確認も簡単にできる優れもののツールです。
Apache Tomcat
Apache Tomcatは、サーブレットコンテナと呼ばれるwebサーバです。
javaのjspやサーブレットなどは、このサーブレットコンテナがないと動きません。
そのため、web開発を行うときには必ず入れないといけないものになります、
eclipseとセットで入れるものなんだなという気持ちで覚えておきましょう
MySQL Workbench
MySQL Workbenchは、データベースを動かすためのツールになります。
web開発でデータを保存したり、取り出したりしたい時は、データベースが必要になります。
慣れれば、ターミナル上のコマンドで管理できるのですが、初心者のうちは、MySQL Workbenchなどのツールを使って、データを可視化しながら操作するのが簡単です。
そのため、データを扱う際はMySQL Workbenchを入れておきましょう。
実際にコードを書いてみる
これらのインストールが終わればいよいよ実装です。
実装の流れは以下です。
- HTML,CSSを書く
- それを元にjspを作成する
- jspに出力またはjspから入力されるデータに基づく、データベースを作成する
- クラスとサーブレットで、jspの入出力を管理する
一連の流れは、聴いただけでは想像しづらいと思うので、一冊本を手元におきながら実装していくことがおすすめです。
基本的に好きな本を選べば良いと思いますが、
初心者でどれを選べばいいかわからない!という人は
以下の本がとてもおすすめです。
こちらの本はjavaのweb開発について、本の中に登場する先生と生徒の対話の中で勉強していける本です。
初心者が詰まりがちな部分を、講義の中のキャラクターが実際に間違えてくれるため、失敗から学ぶことができます。
あらかじめ失敗するところを教えてくれるため、実戦においても役に立ったなと思える本です。
この本を元に勉強していくのが一番良いと思いますが、動画で学びたいという人は、Udemyの講座も存在します。
Javaの環境構築からシステムの設計まで体系的に学ぶことができる講座です。
本記事で説明したeclipse、tomcat、MySQLの実装方法を学習してみましょう!
【Java サーブレット( Servlet )決定版】ゼロから環境構築~設計モデルまで、動画で楽々学ぶ
個人的には、本をみながら自分で試行錯誤することをお勧めしますが、それはハードルが高い!というかたは、一旦上記の講座を受けてから、本で勉強するのも良いかと思います。
まとめ
最後に、この記事のおさらいをしていこうと思います。
まず、javaのweb制作には、jsp、クラス、サーブレットの3種類のものが存在します。
これらはそれぞれ、表示、処理、司令塔の役割を果たしています。
次に必要なツールは、Visual Studio Code、eclipse、MySQL Workbench、Apache Tomcatの4つです。
特に、eclipseとApache Tomcatは必ずインストールしてください。
最後に、勉強方法は本が一番です。本を見ながら試行錯誤を重ねていきましょう。
web制作は大変ですが、一回理解できるとどんどん色々な技術が理解できていくようになるので根気強く頑張っていきましょう。
java以外のサイト制作方法も知りたいと思った方は、以下の記事でまとめているので是非参考にしてみてください。
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