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データサイエンス

AI エンジニアの年収は?海外の事例も合わせながら具体的に解説!

くるみる

くるみる

ベンチャーにてweb制作から機械学習まで幅広い分野を担当、その後、都内IT大企業にてデータサイエンティストとして現在勤務中。 エンジニアリングの知識を持ったビジネスマンになりたく、企画も奮闘中。 TOEIC885点。統計学。機械学習。

未経験くん
AIエンジニアは年収が高いって聞くけど本当?

上記のような疑問を持った人向けの記事です。

本記事には以下のようなことが書いてあります。

  • AIエンジニアの国内外の年収を企業別、年代別に紹介。
  • AIエンジニアがなぜ年収が高くなるのかを解説。
  • 実際に、AIエンジニアになるためには、どういった行動をすればいいのかを解説。

結論から言います。

AIエンジニアの年収は高いです。

AIエンジニアの年収は、一般的に給料が高いと言われているIT系の他の職種と比べても高い水準となっています。

年収が高いと聞くと、AIエンジニアの実態が気になってきますね。

そこで、今回は、実際にAIエンジニアになると年収がどれほどになるのか?

なぜAIエンジニアの給料は高いのか?

AIエンジニアになるにはどうすればいいのか?

といったことを中心に解説していきたいと思います。

AIエンジニアとは

PCの様々な機能を使う人

AIエンジニアとは、AI(人工知能)を研究、開発、実装するエンジニアのことです。

具体的には、以下のような仕事があります。

  • ビックデータを使ったAIの活用方法の模索
  • 新しいAI技術の研究
  • 学習モデルやアルゴリズムの開発
  • 作成したAIモデルの実環境への組み込み
  • AIを活用できるデータ基盤の作成

AIエンジニアと一言で言っても、業務内容にばらつきがあります。

また、業務内容の細かな違いによって、呼び名も「データサイエンティスト」であったり、「機械学習エンジニア」であったり、と変わってきます。

AIエンジニアを目指す場合は、AIエンジニアの中でも、どういった業務内容に特化したAIエンジニアを目指すのかと言ったところを明確にする必要があります。

業務内容によって、当然求められるスキルも変わってきます。

AIエンジニアの中でも、研究に近い分野を目指すのであれば、複雑な数学のスキルが必要になってきます。

一方で、AIエンジニアの中でも、ビジネスに近い分野を目指すのであれば、AIの知識をビジネスにどう活かすのかということを考えることのできるスキルが必要になってきます。

日本のAIエンジニアの年収

日本のAIエンジニアの平均年収は、593万円です。

参考:https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/AI%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%B9%B4%E5%8F%8E%E3%83%BB%E6%99%82%E7%B5%A6

日本の平均年収が436万円、ITエンジニアの平均年収が506万円であることを考えると、AIエンジニアの年収は高い水準にあると言えるでしょう。

年収の幅で見ると、377 ~ 1062万円となっており、業務内容によって年収にばらつきがあることがわかります。

データサイエンティストになると、平均年収は696万円と、平均年収が100万円近く上がります。

公式な年収データはありませんが、機械学習エンジニアなどの専門性の高い職種になると、もっと平均年収が上がるでしょう。

日本企業年代別AIエンジニアの年収

日本企業の20代、30代、40代、50代の平均年収は以下のようになっています。

年代平均年収
20 ~ 24339 万円
25 ~ 29445 万円
30 ~ 34533 万円
35 ~ 39573 万円
40 ~ 44621 万円
45 ~ 49651 万円
50 ~ 54666 万円
55 ~ 59652 万円

参考:https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/AI%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%B9%B4%E5%8F%8E%E3%83%BB%E6%99%82%E7%B5%A6

これを見ると、平均年収に達するのは、大体40歳付近です。

AIの知識を持ったマネージャー職が求められているということでしょう。

AIの知識はもちろんのこと、それをビジネスと結びつけられる人が重宝されるということなのかもしれません。

日本企業別AIエンジニアの年収

では、具体的にどんな企業がどれぐらいの年収を提示しているのかということを見ていきましょう。

ソニーは最低年収1100万円の「Sony AI」部署を設立

ソニー株式会社では、2019年11月にAI開発の専門的なスキルを持つ組織「Sony AI」を設立しました。

ここで掲示される年収は最低1100万円であるというのだから驚きです。

もちろん、AIの知識を持っている人全員がこの部署に配属されるわけではないので、AIエンジニアが全員この年収を貰えるわけではないですが、それでもAIという分野に対する注目度が窺えます。

基本は経験者がこの部署に配属されるのですが、新卒からでも、大学院の博士課程卒業した人は、この部署に配属されることがあるみたいです。

このSony AIの部署では、ソニーの既存領域である、ゲームやイメージングなどに加えて、「ガストロノミー」と呼ばれる食の分野にも進出しようとしています。

具体的には、土地や文化に合わせて、最適なレシピを提供する食のAIを作ろうとしています。

これは、非常に面白い分野ですね。

あまりAIの適用先として見たことのない分野なので、面白いAIの開発がしたいという人は、興味が湧く分野なのではないでしょうか。

富士通は人事制度を改定し、2500〜3500万円を支払うAIエンジニアも

富士通では、AIエンジニアの確保の流れが始まっています。

AIエンジニアには、2500 〜 3500万円のを支払う人事制度があるようです。

今まで、これだけの年収を提示できるのは、外資系の企業が一般的でした。

しかし、国内でも大手の富士通がこれだけ大きな年収を提示するということを見ても、AIエンジニアへの期待が見られますね。

技術を持ったエンジニアが給料面で、海外に流れていってしまっているという話はよく聞く話ですが、この給料制度によって、優秀な人材を国内に繋ぎ止めることができるとなると、とても良い流れだと思います。

海外のAIエンジニアの年収

海外でのAIエンジニアの平均年収は、11.1万ドルです。

1ドルが110円だとすると、日本円に換算すると平均年収は1221万円ということになります。

日本の二倍以上ありますね。

海外ではAIエンジニアが圧倒的に足りていないため、AIエンジニアの獲得競争が激化しています。

そのため、需要が供給より大きくなるために、AIエンジニアの年収が高くなるのです。

日本企業も今後AIエンジニアの獲得競争が激化すると、年収が上がっていくことも考えられますね。

海外企業別AIエンジニアの年収

では、実際に有名企業がどれだけの年収を掲示しているのかを見ていきましょう。

Googleでは、日本人理系大学院卒業の新人を年収6000万円で雇用

Googleは、有名私立大学大学院生の新卒を年棒4000万円、賞与2000万円の合計6000万円の年収で雇っていました。

参考:https://ai-trend.jp/business-article/interview/nterview_cr_miyagi/

この学生は、国際学会でも賞を受賞するような極めて優秀な学生であるため、AIエンジニア全員をこの値段で雇用しているわけではありませんが、それでも新卒年収6000万円という数字は衝撃ですね。

さすがは天下のGoogleといったところでしょうか。

Googleでは、自動運転開発部門のリーダーに年間平均で13億円の報酬を支払っていたという話もあります。

AIエンジニアをなんとしても獲得しようという気持ちが現れていますね。

オラクルでは、AIエンジニアを獲得するために6億円の年収を提示

オラクルでは、世界の苛烈な競争に勝つために、AIエンジニアに6億円の年収を掲示しました。

候補者も6億円を提示されると職場を移ってしまいますよね。

もちろん相当のAIの知識と実績があったんだと思います。

そのため、一般的なAIエンジニアが6億円の年収を約束されるかというと、そうではないと思いますが、AIエンジニアとして、専門性を高めれば年収6億円もあり得るということは夢が大きいですね。

やはり専門性を持った人は強いなと改めて思うような事例でした。

AIエンジニアの年収が高い理由

タブレットがぶら下がっている

では、AIエンジニアの年収はどうして高いのでしょうか?

以下の3つが主な原因であると考えられます。

  • 圧倒的に需要が大きい
  • 求められるスキルが専門的である
  • 参入するハードルが高い

順番に解説していきます。

圧倒的に需要が大きい

AIエンジニアは需要が圧倒的に大きいです。

それに対するAIエンジニアの数も足りていません。

当たり前の話ですが、需要に対して供給が少ないと、その職業の価値は上がります。

そのため、AIエンジニアは今もなおどんどん年収の水準が上がっていっているのです。

経済産業省が2019年に行った調査によると、2030年にはAIエンジニアは14.5 万人不足すると言われています。

参考:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf

政府も、学校で統計や機械学習の勉強を行い、AIエンジニアを確保できるよう政策を打っていますが、しばらくは需要が大きいという状況が続くでしょう。

先程の日本や海外の企業の年収例を見ても、需要が大きいということは窺えます。

せっかく採用したAIエンジニアが他社に行くと、新しくAIエンジニアを見つけるのに苦労するため、高い年収を払ってでも、自社に繋ぎ止めようとするのです。

求められるスキルが専門的である

AIエンジニアに求められるスキルは以下のように、多義にわたります。

  • プログラミングスキル
  • AIに関する知識
  • 統計や行列などの数学のスキル
  • ビジネスに応用するための、ドメイン知識
  • サーバーや通信、DBなどの情報通信業に関する知識

上記に紹介した以外にも求められるスキルは多く存在します。

そのため、高い専門性が必要となってくるため、企業もその専門性に高い年収を支払います。

エンジニアに必要なプログラミングのスキルは当然あるものとして、そこにプラスしてビジネスやAIに関する知識を取得しているということは、とても需要が高いです。

AIエンジニアは、専門性をいくつか組み合わせた人材であるため、年収が高くなるのです。

参入するハードルが高い

AIエンジニアは、先ほども説明した通り、専門性の高いスキルが必要となってくるため、身につけるためのハードルが高いです。

そのため、AIエンジニアの需要が高いということが世の中で言われていても、勉強を始めるという人が少ないというのが現状です。

勉強をする人が少なければ、当然供給が減るので、AIエンジニアの希少価値が上がり、年収が上がるのです。

個人的には様々なサービスが出てくることで、このハードルは年々下がってきていると感じています。

しかし、依然世間には、AIエンジニアは参入するハードルが高いというイメージがあるため、供給が増えていないという状態です。

AIエンジニアでフリーランス

PCに入っている様々な機能

AIエンジニアでフリーランスになった場合は、平均単価が月80万円ほどです。

つまり、年収にして、1000万円弱ほど稼ぐことができます。

参考:https://freelance-start.com/jobs/job_category-15

まだまだ、年収の高いAIエンジニアのフリーランス案件は、ネットに落ちておらず、人づてで紹介されることが多い印象ですが、それでも最近は副業サイトなどで見かけるようになってきました。

今後は、AIの需要が伸びることが予想されるため、AIエンジニアでフリーランスになって生計を立てるという働き方も普及していくのではないでしょうか。

AIエンジニアになるには?

建設的な議論をする男女

AIエンジニアになるためには、以下の二通りの方法があります。

  • 大学院に通って、情報学を研究する
  • AIを活用できる人をそばに置いた上で、AIについて勉強する

順に解説していきます。 

大学院に通って、情報学を研究する

もし、まだ就職前の学生である場合には、情報学系の大学院に通って、修士の資格を取るというのが、一番王道なやり方です。

AIを専攻する教授の元で二年間勉強、研究をすれば、AIに関する知識と実践経験はある程度身につくかと思います。

情報学は特に大学院からの推薦も多いので、AIエンジニアとして働くハードルもその他の学科よりは、低いかと思います。

しかし、社会人であったり、学生であっても、数学や情報学に今まで全く触れてこなかったという人は、この方法はハードルが高いと思う方も多いかと思います。

実際、院生になるためには、院試もありますし、実際に通うとなれば二年間は研究活動に捧げる必要があります。

数学や情報学をある程度知っていて、かつ二年間を大学院に捧げても良いという方は、この方法をおすすめします。

AIを活用できる人をそばにおいた上で、AIについて勉強する

AIを勉強する上で一番大事なのは、AIができる人をそばにおいて、いつでも質問できるという状況を整えた上で勉強するということです。

これはAIの勉強だけでなく、プログラミング全体に言えることでしょう。

大抵の勉強の挫折というのは、わからないことが積み重なっていって、それが解決できなくなり、嫌になり挫折します。

このわからないことというのは、何がわからないかがわからないという状況に陥りやすいので厄介です。

そんな時に、AIができる人がそばにいれば、わからないという状況を口頭で伝えて相手がそれを汲み取って、教えてくれるので挫折をしにくく、かつ効率的に勉強ができます。

僕自身も独学でAIについて学んでいた時期がありますが、とても効率が悪かったです。

しかし、一度人に質問ができるという環境が出来上がると爆発的に効率が上がって、勉強が楽しくなっていったことを覚えています。

質問できる人というのはどういった人でも良いです。

親戚にAIに詳しい人がいればその人に聞けばいいと思いますし、友達にAIが詳しい人がいればその人に頼むのも良いと思います。

ここで重要なのが、比較的時間のある人を探すということです。

疑問が出た時にすぐに解決できるという環境を作り上げるためには、時間のある人に質問する必要があります。

しかし、そういったAIに詳しい人が周りにいないという方もいるかと思います。

そういった方には、プログラミングスクールが圧倒的におすすめです。

プログラミングスクールでは、講師が質問を受け付けているスクールが多いです。

疑問点を積極的に質問できるというところが魅力ですね。

巷では、プログラミングスクールは意味がないという噂もありますが、私はそうは思いません。

ある程度プログラミングとAIに関する知識がある方は、本や動画などで自学自習するのが良いと思いますが、初心者にはやはり質問できる人の存在が必要不可欠です。

周りに質問できる人がいないという方は、挫折しないためにも、初心者の方は、プログラミングスクールを検討することをおすすめします。

プログラミングスクールについては以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

また、国の支援によって受講料が70 %OFFになるAI専門のプログラミングスクールについてもまとめています。

こちらはかなりおすすめなので参考にしてください。

まとめ

AIエンジニアの年収について解説しました。

AIエンジニアは供給に対して、需要が圧倒的に追いついていないので、年収が高いという状況です。

AIエンジニアになるために、身につける必要のあるスキルはいくつかありますが、今後身につけて損はないスキルです。

AIエンジニアに興味が出た方は、これから目指しても遅くないので、勉強してみてはいかがでしょうか。

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くるみる

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ベンチャーにてweb制作から機械学習まで幅広い分野を担当、その後、都内IT大企業にてデータサイエンティストとして現在勤務中。 エンジニアリングの知識を持ったビジネスマンになりたく、企画も奮闘中。 TOEIC885点。統計学。機械学習。

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