データサイエンス 入門

【独学】統計を一から勉強する方法

本記事では、初心者が統計を独学で学んでいく方法について、解説していきます。

統計は今や、理系の研究を行う人が使う学問というだけではなくなってきました。

ビジネスにおいても統計を使用して、意思決定を行う場面も増えてきており、多くの人が勉強する必要のある学問と言えるでしょう。

しかし、そうは言っても、統計なんて高校でかじった程度だし、どこから勉強して良いかわからないという人も多いと思います。

今回は、そういった人のために、統計の初歩とビジネスでの使用方法を学ぶ方法を説明していこうと思います。

統計は独学で勉強できる?

結論から言うと、統計は独学で勉強できます。

統計は歴史のある学問であり、様々な分野で使用されています。

そのため、初心者のための文献、動画、解説サイトなどが充実しているため、全くの初心者であっても独学で勉強することが可能です。

ただし、統計を自分で使いこなせるようになるためには、数式の理解が避けては通れません。

複雑な数式が出てくるわけではないのですが、数式を見ただけで辛くなる、と言う人は質問できる環境で勉強を行うことをお勧めします。

とはいえ、最近は数式を使わずに統計を説明してくれている本なども出てきているので、概念だけ知りたいと言う方は、数式が苦手でも独学が可能です。

統計を独学で学ぶための準備

目標を決める

まずは、統計を独学する目標を決めましょう。

統計を独学で学ぶと言っても、目標は人それぞれです。

ビジネス上の会議を理解するために、統計の用語を理解できたら良いと言う人もいれば、自ら数式を駆使して、統計的手法を編み出したいと言う人もいるはずです。

自分がどこまで統計を理解したいのかと言うことを明確化して、そこに合わせたレベルにまで勉強を行なっていきましょう。

勉強時間を確保する

次に勉強時間を確保しましょう。

なんとなくやろうと思っていては、一向に勉強に取り掛かることができません。

「平日1時間ずつやる」や、「電車に乗ってる間は勉強する」など、いつ勉強を行なっていくのかを決めてください。

独学は授業と違って決まった時間などがないのでサボりがちになってしまいます。

ルールを決めることで、継続して勉強を行なっていくことができます。

目標別の統計の独学勉強方法

目標の設定と勉強時間の確保ができたら、実際に統計の勉強に入っていきます。

ここでは、以下の3つの目標に応じて、統計を独学で勉強するための方法を紹介します。

  • 統計が日常生活やビジネスでどう役立つかを知りたい
  • 統計学の全体像を知りたい
  • 統計を使った手法を使いこなせるようになりたい

自分の目標にあった勉強方法を選んで勉強していくようにしましょう。

目標が複数被っていると言う場合もあるかと思います。

その場合は、本記事の書かれている順番通りに勉強していくのが良いかと思います。

統計を日常生活やビジネスでどう役立つかが知りたい

統計がどう使われるのか知りたい、統計をビジネスに使っていきたいと言う人は、こちらで紹介する勉強方法を実践してください。

ビジネスでの使用方法などを学ぶためには、実際の応用事例を見るのが一番良いです。

ですので、実際の応用事例がわかりやすく書かれた本を読んでいきましょう。

もちろん、応用事例が書かれた本を読めば読むほど、具体的な使用方法について学ぶことができます。

しかし、時間に限りがある方も多いかと思うので、その中でもオススメの2つの本をご紹介いたします。

統計学が最強の学問である[ビジネス編]ーーデータを利益に変える知恵とデザイン

ビジネス活用を学ぶなら、この本を一冊読めば全体観を理解することができます。

この本では、経営戦略、人事、マーケティング、オペレーションに対して、どのように統計を用いていくかという手法と実例が書かれています。

想像しやすい内容を取り上げているため、実際の活用のイメージも湧きやすいです。

また、数式メインではなく、ビジネスがメインの本となっているため、統計が初めてという方でも、統計のビジネス活用が理解できます。

特に読む本にこだわりがないというのであれば、こちらの一冊をまず読んでみることを強くお勧めします。

統計学が最強の学問である[ビジネス編]――データを利益に変える知恵とデザイン

誰もが嘘をついているーービッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性

こちらの本は、Googleの検索データがいかに使われて、そこからどんなことがわかるのかと言うことが書かれた本です。

統計というよりかは、ビッグデータに近い内容なので、タイトルを見て気になった!という人にオススメの本です。

個人的には、Googleの検索データって強いなあ、面白いなあと思いながら読ませていただきました。

時間に余裕があるかつ興味がある方は、読んでみても良いかと思います。

誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性

統計学の全体像を知りたい

会議などで統計的な言葉の意味を理解したい、統計の話を聞いた時に理解できるようになりたい、言う人は、こちらで紹介する勉強方法を実践してください。

統計の全体像を学ぶには、2ステップ必要です。

  1. 分散、正規分布、検定などの代表的な統計用語の意味をざっくりと理解する。
  2. わからないことが出てくるたびに、ネットで調べる。

以上の2ステップを行なっていきましょう。

順番に説明していきます。

代表的な統計用語の意味をざっくりと理解する

統計初心者の人は、まず用語になれるというところから始めましょう。

用語の定義や数式を覚える前に、用語の使われ方やイメージを身につけることがまず重要です。

イメージを身につけるためには、まずは文章で書かれた本ではなく、漫画で理解するのが効率がいいです。

漫画では、「マンガでわかる統計学入門」の漫画をお勧めします。

マンガでわかる統計学

漫画なんてあまり意味がないんじゃ、、、と侮ってはなりません。

「マンガでわかる統計学入門」は、大学院で統計を使っているような有識者の人も統計の勉強をし始めたときには、読んだことがあると言っている人も多い名著です。

まずは、この漫画を読んで統計というもののイメージを身につけましょう。

初心者には漫画をお勧めしますが、漫画よりも文章の方が覚えやすいという方は、「統計学入門」の本もお勧めです。

完全独習 統計学入門

こちらの本は数式なしで統計を説明している本となっております。

わからない単語をネットで調べる

全体像と用語が理解できたら、あとは知らない単語が出てくるたびにネットで調べましょう。

統計に限りませんが、単語というものは、具体的に使いたい場面が想像できた方が覚えやすいです。

ですので、実際に知らない単語に出会った場面で調べるのが一番単語を覚えられるでしょう。

上記の漫画で出てこない統計用語は、統計においてあまり出てこない単語か、使う場面が限定的な用語です。

無理に覚えてもすぐに忘れてしまうので、出てきたタイミングで覚えるという認識で構いません。

検索方法は、基本的に「OOとは」のように検索してもらうときちんと解説したサイトが出てくると思います。

網羅的に用語が載っているサイトが知りたいという方は、統計WEBを見てみると良いでしょう。

統計を使った手法を使いこなせるようになりたい

統計手法を使った最適化を行いたい。数式をいじっていきたいという上級者はこちらの勉強方法を試してみてください。

この勉強方法では、統計をいじっていけるスタートラインに立つための勉強方法と考えてください。

なお、こちらの方法は十分な勉強時間の確保が必要です。

統計を使いこなすための手順は、以下の2ステップです。

  1. 大学1年生レベルの統計計算を自分でできるようになる。
  2. 数式を追って、統計値の定義を理解できるようになる。

以上2ステップを行なっていきましょう。

では順番に説明していきます。

統計計算を自分でできるようになる

まずは、大学1年レベルの統計計算を自分でできるようになりましょう。

統計の計算は、数式を触っていくので、計算は実際は行うことはないのですが、この統計計算を実際に行なっておくことで、数式を触るときの理解度が上がります。

いきなり抽象的な数式を扱うよりもまずは、実際の値で計算することから始めることで、数式を触る際に何をしているかイメージができないという事態を防ぎます。

統計計算を行うために、統計の解説とその演習問題がまとまった「統計学ーキャンパスゼミー」という本があります。

こちらは、一冊で統計についての数式の解説とその演習が行える本となっております。

まずは、この一冊を仕上げて統計計算を実際に行うイメージをつけましょう。

スバラシク実力がつくと評判の統計学キャンパス・ゼミ―大学の数学がこんなに分かる!単位なんて楽に取れる!

統計値の定義を数式から追えるようになる

いよいよ、統計について数式から追えるようになるステップです。

データサイエンスであったり、統計を使った研究などを行う人は、このステップをこなすことで統計手法を自分で選択するということができるようになるでしょう。

ちなみにデータサイエンスの勉強に興味がある方は、以下記事で詳しく説明していますので、興味のある方はみてみてください。

データサイエンス勉強方法を徹底解説

数式を追うために必要なことはずばり写経です。

一冊の本に書かれている数式を一個ずつ自分で計算して、理解しながら、写経しましょう。

大学の講義などで使われている教科書を使っていくのが良いでしょう。

とはいえ、数式だけが書かれている本を使うと途中で断念してしまいますので、こだわりがない方は、統計についてもわかりやすく説明した以下の本をお勧めします。

データ解析のための統計モデリング入門――一般化線形モデル・階層ベイズモデル・MCMC (確率と情報の科学)

上記の本を一冊読みながら、数式の部分はノートなどに写経して追っていきましょう。

ただし、読むだけでも十分効果のある一冊となっておりますので、写経が厳しいという方は読むだけも良いと思います。

まとめ

今回は、初心者が統計を独学で学んでいく方法について、解説しました。

具体的には、統計を学ぶ以下の3つの目的別に勉強方法を紹介しました。

  • 統計が日常生活やビジネスでどう役立つかを知りたい
  • 統計学の全体像を知りたい
  • 統計を使った手法を使いこなせるようになりたい

人によって統計を学ぶ目的はそれぞれだと思うので、負担になりすぎないように、自分の目的と時間にあった勉強を選んでください。


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